2008年07月04日

なんと美しいことよ

 「ヤコブの中に不法を見いださず、イスラエルの中にわざわいを見ない。」

 「なんと美しいことよ。ヤコブよ、あなたの天幕は。イスラエルよ、あなたの住まいは。」

 あの預言者バラムの口に神様が置かれたことばです。イスラエルに向けられた、神様の「恵み」による評価…。彼らのことを憎み、彼らがのろわれることを切望したバラク王に対し、神様はためらうことなくそう宣言してくださいました。

 神様の「恵み」…、この世のどんな王様も、どんな偽預言者も、その「恵み」による決定をくつがえすことはできません。「恵み」によってイスラエルを愛するとお決めになった神様は、最後まで彼らを愛し通されるのです。どんなに悪意に満ち、悪知恵の働く敵であっても、決してその愛を変えてしまうことはできません。「それからバラムは立って自分のところへ帰って行った。バラクもまた帰途についた」とある通り、そのような試みは必ず失敗に終わり、実りのないむなしい結末を迎えることになるでしょう。

 言うまでもありませんが、神様は目をつぶって「なんと美しいことよ」と宣言されたのではありません。何でもお見通しになる、完全な視力を持ったその目には、彼らの中の「不法」も「わざわい」も、もれることなくすべてが映っていたのです。にもかかわらず、「不法を見いださず…わざわいを見ない」と語られた…。聖書の中で繰り返し、聖なる神、義なる神としてご自身を現わされたお方がそんなことをなさったわけですから、「恵み」というのはとにかくすごいことなのです。

 この「恵み」を特に強調したのは使徒パウロです。彼はそのことのゆえに人々から批判されました、「あなたの教えは、罪を犯すことを助長するものだ!」と。「恵み」を強調することは、人々を放縦に走らせると言うのです。でも、果たしてそうでしょうか? 「恵み」、すなわち「愛される価値のない者に注がれる神様の愛」を本当に知ったなら、むしろその神様を心から愛するようになるのではないでしょうか? その神様に喜ばれる生き方をしたいと願うのではないでしょうか?

 次回、このバラクとバラムの出来事にもう一度だけ注目し、神様の「恵み」について考えてみます。実は、イスラエルはこの後、すぐに恐ろしい不道徳の罪を犯してしまうのです。どうもバラムのはかりごとによるものらしいのですが、その彼らに対し神様がどんなことをなさったか…。ご一緒に考えてみましょう。




ぴかぴか(新しい)Jere


posted by 船橋中央教会 at 01:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 聖書の教え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先生、こんにちは!私も恥ずかしいのですが、「汝の右の頬を打たれたら、左の頬を差し出せ」このみことばを、暴力を助長するものと考えていた愚かな頃がありました。でも、どんなに罪を犯した者でも変わらない愛を注いで下さる神様のお陰で、前に進んでいけるという事を時期の早い遅いはあれども、分かる事が出来た時、「恵み」についても感謝できるのですね。ある人は死の床で、ある人は生まれながらにしてかもしれませんね。また生意気なコメントをしてしまいました。また、先生に信仰の事、人生の事ご教示頂きたいです。ブタオ
Posted by ブタオ at 2008年07月05日 11:42
先生、こんにちは!恥ずかしいのですが、私も「汝の右の頬を打たれたら、左の頬を差し出せ」というみことばを、暴力助長と考えていた愚かな頃があります。でも、どんなに罪深い人でも深く愛して頂ける神様のお陰で前に進める。時期の早い遅いはあれども、これに気付いた時、「恵み」についても考えるのかもしれませんね。ある人は死の床で、ある人は生まれながらにして。生意気なコメントすいません。また先生のご教示お願いします。ブタオ
Posted by ブタオ at 2008年07月05日 11:58
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